すしづめ

お尻の絵とか描いてます







原初の記憶

原初の記憶を思い出すことは脳に良いと茂木健一郎がテレビで言っていた。

 

 

僕は茂木健一郎の言うことは信用する。

「ある曲のメロディーを思い浮かべるだけで、他の鳴っていないはずの音も一緒に鳴っているように感じる。これは脳の働きである。」みたいなことを彼は言っていて、なるほどその通りだと思って以来僕は茂木健一郎が言うことは信用する。でも口八丁で宗教に丸め込まれる人の気持ちはわからない。

 

 

僕の原初の記憶は幼稚園の頃だ。

昼休みの終わりと同時に女の子に呼び止められ 、チュッとキスされた。

 

 

まず僕のアタマに思い浮かんだのは「なぜ」だ。

彼女には幼なじみのT野くんがいるはずなのだ。

僕は彼女がT野くんと親しくおままごとをしているのを何度も目にしていたのだ。

T野くんの家の前で2人出かける所も目撃しているのだ。

 

 

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「なのに、なぜ」の声が当時の写真から聞こえてくる。

 

 

 

 

突然だけれど、一言茂木さんに言いたい。

茂木さん、なぜ僕にこの記憶を思い出させたのですか。

思えばこの瞬間から僕の女の子に対する振る舞いが決まったのです。

僕は自分からなんだかんだと仕掛けることが出来なくなったのです。

僕は偶然の出会いと強烈な愛撫をただ待つだけの案山子になってしまったのです。

たとえインコース高めに球が来ても微調整が効かないのでファールボールしか打てんのです。

 

あなたはこの現実を僕に改めて突き付けた。

これから僕の姿勢はより強固になるでしょう。

  

彼女にしてみれば、なんてことのないただのイタズラだったのだろう。

けれどそれが、今になっても僕の振る舞いの足枷になっているのだ。

女性は時に理解しがたいというイメージを持ったシャイな案山子は田んぼに植え付けられ動けないまま20年の時が経ってしまった。

 

 

 

先の写真は数年前アルバムを見返している時に見つけたものだ。

やはりその頃から僕の中の何かがすっぽりと抜け落ちている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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写真は正直だ。